おばちゃん

「おばちゃーーーん、いつものメンコロおねがいーーい♪」
「ごめんね、もうメンコロはやらない事に決めたの」
「へっ??」

 

昔、コンピュータの専門学校に通っていた頃、お昼ご飯は行きつけの定食屋に毎日通っていましてね。夜も帰りが遅くなった時にはよくここで食べていました。
まぁ、いわゆる常連だったので、メニューに無い定食も頼めたんです
勿論、私たち以外にも常連さんらしき人達はたくさんいました。

 

私たちの場合は、通常、コロッケ定食500円、メンチ定食500円というのはあったんですけど、メンチとコロッケをそれぞれ通常2枚ずつのものをそれぞれ1枚ずつのメンコロ定食というのをメニューには無かったんですが、作ってくれたんです。

 

私も友人もよくそのメニューを注文していました。
やっぱり一つのおかずだと飽きるじゃないですか?
それをミックスしてくれる、というのが凄く魅力的だったし、他の人は知らないメニューということでなんとなく優越感もあったかもしれません。

 

でも、ある日突然、もうそのメニューはやらないと言われてしまいました。

 

今まで凄くフレンドリーだったおばちゃんで、私や友人達を常連様として、ある意味特別扱い(ごはんがつかないメニューにもつけてくれたり)してくれていたんですけど、急にそうじゃなくなってしまった時、いろいろな事を考えてしまいました。
メンチとコロッケだと揚げる時間が違くて負担だったのかな?とか、別のお客さんに何か言われたのかな?とか……。

 

ただ、考えたところでわかりませんし、それを聞くのもなんだかおかしい気がして聞けませんでした。

 

そんなモヤモヤもあり、今まで居心地の良かったその空間がそうではなくなってしまい、あんなに毎日のように通っていたお店に行くのも疲れてしまい、それからは別のお店へ通うようになりました。

しょんぼり

 

その後、学校を卒業して1年後ぐらいですかね?

 

久しぶりに近くに寄ってみたので、ちょっと行ってみようかな?
そんな気分になり、1年半ぐらいかな?毎日のように通っていたあの定食屋に行ってみました。

 

すると、そこにはもうお店はありませんでした。

 

元々立地が良い場所ではありません。

 

これは私の推測でしかないのですが……。
おそらく、元々常連の方達の隠れ家的な感じでも営業されていたお店で、常連の方達がとても居心地よく過ごせる場所だったものがそうではなくなってしまった。

 

常連の方達が、自分はお店にとって特別な存在ではなくなってしまった……。
そういう感情が、自然とお客さんの足を遠ざけてしまったんじゃないかな……。
と思いました。

 

もしかしたら、私がちょうど行かなくなる前に誰かに「もっと全部のお客様に平等にしなきゃダメだよ!一部のお客様を特別扱いしたら他のお客様が不愉快に思うよ!」ってアドバイスでもされて、こんな事になっちゃったのかな?と思いました。
そんな気持ちで家路についた覚えがあります。

 

この世界は時と場合にはよりますが、平等ではやっぱりうまくいかなくなる事があります。

 

一生懸命お手伝いしてくれた人と、さぼってばかりの人、どちらにも同じお礼をしたいとは正直思えません。
やっぱり一生懸命お手伝いをしれくれた人に優遇させたい!そう思うのが人間じゃないでしょうか……。

 

私が以前のブログを運営していた時もそうです。

 

当時私はいろいろな自作ツールを特典の中に盛り込ませていまして、それに興味を持ってくれる方も少なからずいらっしゃいました。

 

中には「(ただで)譲ってもらえませんか?」と平気で言ってくる方もいます。
いわゆる「くれくれ君」です。
しかも全く交流も無い、知らない人にね。

 

かたや、私から5本、6本と購入してくださる方もいまして、「アラタさんのツール楽しみです♪」と言ってくださる方もいます。

 

やっぱり私からちょくちょく買ってくださる方や、買ってからうれしいコメントをくれる方とかにいいものをあげたいですよ。
だから、こういう方にはやっぱり普通に購入される方よりもどうしても特別扱いになっちゃいます。
自分を慕ってくれ、自分の為に、こんなにたくさん買ってくれる……。
そうなったら、やっぱりそれ以上のものをお返ししたい!!
そして、購入者様も、アラタさんから購入していくと、なんか逆に得しちゃうなぁ~♪また次買う時にはアラタさんからだな!そう思ってくれる方もいらっしゃいます。

 

お互いが非常にメリットのある循環じゃないかと思います。
Win-Winの関係となって、私的にはこれが理想です。

winwin

定食屋のおばちゃんもみんなに平等にすべきじゃなかったんです。
気の良いおばちゃんだったので誰かの忠告で、「そうか!」と納得してしまったのかもしれませんが、常連の方達は自分達が一見さん達とは違う特別な部分がある、というのが気持ちよかったんです。

 

それがなくなってしまったら、やっぱり立地面でも不利な場所でしたし、味だけでは難しかったのかなって思います。

 

平等という言葉は凄く美しい言葉のように聞こえますが、あの時の事を思い出すたびに、そうじゃないんだ!という事を強く思います。

 

時と場合によっては、『平等よりも優遇』

 

これが正しい道だと私は信じています。

 

ちなみに、今回の記事の書き方はいつもとちょっと変えていますが、才ゼロの3章2.1.2書き出しの種類と具体例の中の5番目の書き出しを利用してみました。
いろんなパターンがあるので、どの手法で書くか迷っちゃいましたが、いかがでしたでしょうか?
最後まで読んで頂けていたなら幸いです^^

文才ゼロから始めるWeb記事執筆術のレビューと特典

ではまた^^